食事の摂取方法、食事のスピード、むせ込みの有無、食事環境等様々な状況を把握し嚥下困難者だけでなく食事に関して出現する、傾眠、食事の失認、拒食、食事中の徘徊、異食、盗食等のアプローチについても検討していきます。 |
行事食としては暦にあわせた季節を感じていただく食事とその他毎月、郷土料理を行っています。レクリエーションの一環としてフロアと協力し毎月、屋台と料理教室を行っています。屋台では握りずしや、揚げたて天ぷら、手作り豆腐等、様々な職人技を披露してもらいます。料理教室では、奇数月はクレープやフルーチェを作り、偶数月は料理に使う野菜の皮むきを行います。 |
入所者食事形態です。常菜、一口大、軟菜、キザミ、ミキサーの5種類あります。
軟菜では、たけのこ、コーン、きくらげ、えび等は使用せず、揚物も蒸したり、出汁で煮たりし柔らかくして提供します。
かれいの煮魚 | もやしのナムル | |
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軟菜の魚だけ、むきカレイとなっています。キザミ食とミキサー食はかれいのムースとなります。 | 常菜はモヤシ、胡瓜、ハムを使用しています。軟菜にはもやしの代わりにホワイトアスパラを使用しています。胡瓜は皮をむいて使用しています。 | |
常菜 | ||
一口大 | ||
軟菜 | ||
キザミ | ||
ミキサー |
入所時に在宅での食事状況について聞き取りし、その情報に基づき入所後のSTの嚥下評価やフロアでの日々の食事状況から以前の在宅での食事状況に戻れるか検討を行います。
たとえ、以前の状況に戻れないとしても、在宅に戻る際は調理の注意点、食事の調達方法等も検討していきます。
また、単純に「食べる」という事だけでなく、食事の準備ができるADLなのか、火の取り扱いは問題ないのか、一人で食事を運ぶ事ができるのか等、他職種の意見をもとに、在宅での食事状況のアドバイスを行います。